現在、確認されている中では、紀元前9世紀のころ。
古代アッシリア時代(メソポタミア北部に起こった
古代オリエントの最初の帝国といわれている)の、浮彫りに、
人々が小さな袋を持ち歩く様子が描かれていたりします。
また、紀元前3世紀ころの、中国で描かれた絵画には、
トートバッグに近い形の袋がすでに、存在しています。
ということは、紀元前9世紀以前に。
バッグの前身となる布で包んで運ぶ、とか、
紐で束ねて運ぶ、というのが存在していたと…。
例えば「ウッドキャリアー」は薪を運ぶための物ですが、
これは一枚の布の両端にもち手をつけただけのもの。
長さがまちまちの薪を挟んで運ぶための都合を考え、左右は
マチをつけないどころか、縫い止めもしていないのです。
ほかにも、資料として確認できないだけで、様々な
「運ぶための工夫」が遥か昔からあったであろうことは、
容易に想像できるのです。
生活に密着しながら、はおそらく、明確にはたどれないほどに
長いバッグの歴史。
次回は、バッグの進化についてお話ししようと思います。